2002-05-23 第154回国会 参議院 内閣委員会 第12号
それは、今後、道路公団を民営組織に移行するわけですね。民営化を前提として新たな組織に移行する。そのときに、この民営化組織というのはどういう組織なんだろうかということを考えてみなければいけないのではないか。すなわち、その民営化組織の採算性ということを考えなければ、この道路公団改革の意味はないわけであります。
それは、今後、道路公団を民営組織に移行するわけですね。民営化を前提として新たな組織に移行する。そのときに、この民営化組織というのはどういう組織なんだろうかということを考えてみなければいけないのではないか。すなわち、その民営化組織の採算性ということを考えなければ、この道路公団改革の意味はないわけであります。
しかも、NEDOは、より大きな特殊法人としてさまざまな業務がございますので、これをJTのように一体化して民営組織にするということが適当であるかというと、そうではなくて、むしろ、現在の組織を維持しながら準備過程をとれるという意味では、逆に、JTよりもソフトランディングを図る意味もあるのではないかと思っております。
しかし、国民の各層の意見を私たちが、これはまばらでありますが、聞いた場合に、果して当時の電通省あるいは公社から分離をして現在の民営組織になった場合に、ほんとうにその目的を百パーセント達成しているとは残念ながらいっておりません。一部料金値下げ等が田中大臣の際にやられましたが、とにかく利用者というものは、会社という形態に移行するときの約束を非常に重大視していると思います。
しかし私は一応国際電信電話会社を民営にするというのは、何といっても、国際情勢において十分なる活動をせしめるためには官営組織ではなかなか仕事がやりにくい、自由闊達にやるためには民営組織がよろしい、こういう意味で自由党としては全面的に民営論の立場をとり私も賛成したのです。
御承知の通り来年の三月末日をもつて食糧配給公団が廃止になりますが、それに備えて卸及び小売の民営組織を創設しつつあるわけであります。そこで今御指摘のありましたように、非常に問題になりますことは、現在は食糧配給公団が全国を一本に配給しておりますから、全国四千万の受配者が、みな同じ価格の米を食つているわけであります。一升六十二円という米を食つているわけであります。
○岩木哲夫君 今森下さんの社会党の考え方を承わつたのでありますが、我我が主として深く考えておる國管民営組織と申しますか、役職員は官吏としないという建前については、社会党はどういう考えを持つておるのか承わりたいのであります。我々といたしましては、身分を官吏としないということによる結果から、公社という名称を採りますと、現在の公團は國営の公團であります。